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Ave Maria

十代の頃から、私はアヴェ・マリアを聴く習慣があった。

クリスチャンでもないのに、眠る前や目覚めた時、

あるいは何かに集中して取り組む時など、

節目となるような瞬間に自然と流していた。

聴きたいというよりも、何も考えず、

ただ身体に聴かせているような感覚に近い。

理由は今でもわからない。

ただ、私にとってマリア様の存在は、

特別なものではなく、日常の延長にあった。

このルックは、そんな私自身の私生活から生まれた、

とてもプライベートな衣装。

一枚の生地から構成し、当時の生活のように、

布を纏う感覚をそのままドレープとして表現した。

普段から黒しか身に着けない自身の習慣を反映し、

生地には黒を選択している。

構造は、四箇所の縫製のみで成立させている。

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