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架空の惑星軌道をイメージしたワイヤーアートによるヘッドピース。
私は「考える」という行為に魅力を感じます。
それが人らしさであったり、さまざまな物語を産むから。
私はよく空想が逃げ場所でした。
漫画や小説といった創作から、自ら物語を描くこともありました。
今でも、言葉や文字から活力や勇気をもらうことがあります。


タフタ生地を使用して製作したシャツコート。
背面には「WHy Cry me ?」と描いた。
私は当時、セルビアから日本へ帰国中で、ドバイ空港で乗り換え待ちをしていたときです。
ガザ地区への侵攻が始まりました。
映像はどこもグレーの背景に炎がゆらめいていました。
空港の中ではミサが行われ、皆が床に頭をつけながら祈りを捧げていました。
ひとつ海を越えると、当たり前のように争いが起きていて、暴力による理不尽な正義が敷かれている事実を如実に感じました。
私は9,11の年に生まれ、シングルマザーの家庭で育ちました。
WHy Cry me?はまだ覚えたての英語を使った子供の文字。
ウエスト部分と袖口には通常よりもかなり強くゴムでシェイプさせ、ギャザーのディティールをもたしており、これは子供が硝煙の中、孤独に服を握る姿を表現しています。


パンツのウエスト部分がアンダーバストまで伸びるデザインのパンツ。
ウエストは綺麗な円形ではなく、歪な形をしており、これは暴発して銃身が避けている様子を表現した、戦争反対の意思です。
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