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Ave Maria Dress
私は暮らしの中でアヴェマリアを聴くという習慣がありました。
それはいつからで、なぜなのかは覚えていません。
私の生活創作の中には聖母の光がいつもありました。
聖母への敬意を捧げたこのドレスは1枚の生地から形成され、縫製箇所は立ったの4つ。
4に拘ったのは、聖母であるマリア様に忌み数字を充てたかったから。
正面からは聖母、横からは魔女のように見える二面性を、ドレープとシルエットで表現。


GOCHA GOCHA
デザイン画もなく、パターンメーキングからも始めない、生地から直接立体裁断によって形作るTHETHEらしい衣装の一つ。
生命の起源である海の景色から、くしゃくしゃに丸められた紙を連想。両手を出さず、衣服の中に閉じ込め肘掛けのようにして着用する。
名前は日本のオノマトペであるごちゃごちゃから。


All Sleeve Angel
両腕を覆う膨大なレイヤード。
私は意図せず、制作した衣装たちの印象として「天使のようだ」と言われることがあります。
この衣装もそのひとつで、上質な天竺の表情がより不思議な神々しさを着る人に纏わせます。
レイヤードの部分は一つ一つ展開の位置や分量を変更し、不規則なフレアの表情が楽しめるディティールとなっています。

HITOTSU NO FUTARI
2つの長方形の生地を、ひとつの縫い目で形成し、2人で着ることで完成するドレス。
THETHEのデビューコレクションであるsymmetry A symmetryというテーマの中で制作し、
服がだんだんと壊れていく様子を表現しています。
衣服が生地という海へと帰っていく。
THETHEのコンセプトである「かたちのないもの」という服作りを象徴する衣装の一つです。
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